キャノンEOSシリーズで使えるストロボ(フラッシュ、キヤノンではスピードライトと呼んでいます)をまとめてみました。

その前に少し用語の説明を入れておきますね。

知っておきたいストロボ用語

[ガイドナンバー(GN)]

簡単に言えばストロボが発する事が可能な光量の事で、大きければ明るいストロボという事です。

もう少し詳しく説明すると、
「ガイドナンバーとはセンサー感度がISO100のときに、1mの撮影距離で適正露出になる絞り値(F値)のこと」
という定義となります。

ちなみに光の届く距離は下記の式で求める事ができます。
 GN ÷ 絞り値(F値) × √(ISO/100)=発光距離(m)

(計算例)
ガイドナンバー60のストロボを使って、ISO100、F4で撮影すると15m届きます
ガイドナンバー9ですと2.25mしか届きません

なお、ガイドナンバーが大きすぎても適正露出になるように制御されて発光しますので、
大きすぎて困る事は(金額と持ち運び以外は)ありません。
ストロボは大は小を兼ねる機材です!


[バウンス]

ストロボの光を直接被写体に当てると、わざとらしい不自然な写真になってしまいます。
そのため、天井や壁に光を反射させて、間接的に被写体へ光を当てる事をバウンスと言います。
室内での撮影では必須と言っていい機能でしょう。


[ワイヤレス]

ケーブルなどの配線を使わずに離れた位置からストロボを焚ける機能です。
これには「マスター」機能を持ったスピードライトと「スレーブ」機能をもったスピードライトが必要となります。
7Dやkissシリーズのように内蔵ストロボを持った機種は大抵この「マスター」機能が付いてますが、上位機種には内蔵ストロボは搭載されていませんので、「マスター」機能をもったスピードライト(もしくはコントローラー)が必要となります。
通信方式としては光を使った方式と、対応機種は少ないですが、最新の無線電波を使った方式があります。


[調光補正]

ストロボの光量を任意で調整できる機能です。
露出補正のストロボ版みたいに思えばいいです。
この機能があるとストロボの光をより自然にみせる事ができます。

 

スピードライト比較

さて、キヤノンから販売されている現行のスピードライトの一覧と主要機能の対応表です。
GNが大きいものから並べています。

機種名 スピードライト
  600EX-RT 430EX Ⅲ-RT 430EX Ⅱ 320EX 270EX II 90EX
ガイドナンバー
(ISO100・m)
60 43 43 24/32 22/27 9
バウンス(上下)  
バウンス(左右)    
電波 ワイヤレス        
光 ワイヤレス
ワイヤレスマスター ○ ※電波のみ



ハイスピードシンクロ






後幕シンクロ






調光補正






マニュアル発光






ズーム機能






AF補助光






外部電源





防塵防滴




重量(電池除く) 425g 295g 320g 275g 155g 50g
定価(税抜) 65,000円 36,000円 33,000円 25,000円 17,000円 9,800円
Price/Gn. 1083 837 767 781 630 1089
メモ 外部電源対応、防塵防滴、無線方式を含めたワイレスマスターにもなり、とにかく全部入り

ご予算に余裕があればどうぞ
430ex2の良いところはそのままに、小型軽量化かつ無線方式に対応した最新機種!
次世代の定番機?!
通常では十分な光量と充実の基本機能
コストパフォーマンスに優れたオススメ機


残念なのが
ワイヤレスマスターに成れない所、これはキヤノンのアクドさだと思う。
LEDを使った定常光ライト搭載
値引後の価格を430と比較すると、ちょっと微妙な存在
調光補正が無いのがなぁ
価格はお手頃で、お買い得感は高いが、左右バウンス、調光補正が使えないのは痛い 光量の少なさから内蔵フラッシュの代わりにしか使えなさそう。ガイドナンバーに対して価格も高いし。

だがこいつの真価はそこじゃない。430でも対応していない、ワイヤレスマスターになれるのだ。
 

注目してもらいたいのが1Gn.当たりの価格(定価ベース)を示す「Price/Gn.」です。
「270EX II」が群を抜いて安いですね。

ただ、ちょっと待ってください、この「270EX II」には大事な機能が少し抜けています。
調光補正と左右のバウンスです。
せっかく買っても、この2つの機能が無いと色々困る場合が出てくると思いますよ。

 

さて、そうなるとお買い得なのが430EXⅡだと思われた方が多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
価格もこの記事を書いている時点では amazonで 24,089円(安い!)
ということで、ずばりお勧めは 「スピードライト 430EXⅡ」

一般的には十分すぎる性能です。

 

もし、羨ましくも予算が潤沢、屋外でワイヤレスリモートをバシバシ行いたい方でしたら
やはり 「600EX-RT」です。

防塵防滴なのはこれだけですので、ハードな使い方する人にもオススメです。
まぁ、予算さえあれば、これ買っとけば間違いない!!

 

そしてついに出た第2の電波通信対応機 「430EX3-RT」
無線でのワイヤレスリモートを使ってみたいけど600EX-RTまでは必要ないな…って方や、 600EX-RTは持っているけど2台目のRT機が欲しいって方にオススメです。

もし430ex2と迷っているのであれば、電波式のワイヤレスリモートを使って撮影したいかどうかで決めて下さい。
ワイヤレスリモートを使わないのであれば旧機である430ex2をオススメします。
ちなみに電波式でリモート撮影したい場合、現状ではRT対応機を複数台(マスター+スレーブ)揃えるか、スピードライトトランスミッタ「ST-E3-RT」を別途購入する必要がありますよ。

とにかく、ストロボは大は小を兼ねる機材です。迷ったら大きいのを選ぶべきだと思いますよ。

 

一緒に選びたいアクセサリ

オフカメラシューコード

純正品

互換品

カメラとスピードライトとを少し離して使う事ができます。
下のようなブラケットと合わせて使うと便利ですよ。

 

エネループ

電池はやはりエネループがお勧めです。
PROではないスタンダード品でいいんじゃないかなと思います。

単三
270EX以上はこちら

単四
90EXはこちら